“学生”のいろいろな読み方と例文
旧字:學生
読み方割合
がくせい53.8%
がくしょう26.9%
がくしやう11.5%
ひと3.8%
シューレル3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥屋とりやまえに、二人ふたり学生がくせいって、ちょっとそのさまてゆきすぎました。子供こどもは、「なんというむごたらしいことだろう。」と、おもいました。
あらしの前の木と鳥の会話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すべて学問というものは後学恐るべしといって、学生がくしょうという者は学問にかけては必ずしも先達であるからということはないのである。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
兎に角、談柄だんぺいはそれからそれへと移つて、酒もさかな残少のこりずくなになつた時分には、なにがしと云ふ侍学生がくしやうが、行縢むかばきの片皮へ、両足を入れて馬に乗らうとした話が、一座の興味を集めてゐた。
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「以前から? じゃ法科大学の学生ひとの処に行っていたというのはあれは譃?」
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
実際自分はそれらのものを全く欠ける青年を、青年として愛することは困難を感ずる。またかなりに目障めざわりな外国語の使用等も学生シューレルとしての気分を保存するためにあえてそのままにしておいた。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)