“がくせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
学生51.9%
學生37.0%
楽声3.7%
楽生3.7%
楽聖3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうたづねかけながら、おくさんは女学生がくせいらしさのまだ十分にぬけきらない若々わか/\しいひとみを青木さんにげかけた。
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
上京じやうきやうして、はじめの歸省きせいで、それが病氣びやうきのためであつた。其頃そのころ學生がくせい肺病はいびやうむすめてた。書生しよせい脚氣かつけ年増としまにもかない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さうしてそれを耳にすると共に、彼はあたかも天使の楽声がくせいを聞いた聖徒セエントのやうに昏々こんこんとして意識を失つてしまつたのである。
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「初めてお目にかかります。私は、覚一と申し、まだ修行中の琵琶の楽生がくせい、母は草心尼そうしんにといいまする。柳斎どのがお留守でも、お世話になって、かまいませぬか」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
口絵には紀元二百年ごろの楽聖がくせいセント、セリシアの像が出ていた。オルガンの妙音から出た花と天使エンジェルの幻影とを楽聖はじっと見ている。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)