“草心尼”の読み方と例文
読み方割合
そうしんに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母の草心尼そうしんにはとうに亡い人だったが、よく明石の家へ遊びに来ていた兼好法師がその母をも説いて、たって覚一にめあわせたひとなのである。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「じつは、その昨夜の儀について。……足利から草心尼そうしんにさまがお越しあって、殿のお目ざめを、さいぜんから、お待ち申しあげておりまする」
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小松谷にいる草心尼そうしんになら頼って行けぬこともないと思う。覚一というお子もあるひと、きっと、この胸を聞いてはくれよう。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)