“牧童”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼくどう40.0%
カウ・ボーイ20.0%
ガウチョ20.0%
ヒルト20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高坂は何となく、物語の中なる人を、幽境ゆうきょう仙家せんかに導く牧童ぼくどうなどに逢う思いがしたので、ことばおのずから慇懃いんぎん
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
西部型の牧童カウ・ボーイパンツや、スペイン型の、鍔広の帽子や、長靴や、兵隊靴を着用しつゞけ、また、巧みに煙草を喫することを練習したり、出鱈目のアパツシユ・ダンスを演じて
「はてさて、俺も追ん出されて行き暮れにけり——か。颯爽さっそうと、乞食もよし、牧童ガウチョもよし」
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
またはタンホイゼルの序幕に唱われる、牧童ヒルトの歌やそのシャルメルの曲も、ナポリの夕に波の黄昏曲セレナータがふさわしいように、こう云う山国の雪に近い、春の牧に初めて
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)