“牧野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まきの71.4%
ぼくや28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある静かな雨降りの、おれん牧野まきのしゃくをしながら、彼の右の頬へ眼をやった。そこには青い剃痕そりあとの中に、大きな蚯蚓脹みみずばれが出来ていた。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
志賀しがに居る友達に相談して見るより外に道が無くなつた。牧野まきのさんこそは真実ほんたうに私の力に成つて呉れさうな人だ。私は一週間もそのことを考へた。
突貫 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
その国のもっと平坦な部分には、焼かれた家の跡があり、牧野ぼくやには、そこで草をたべていた家畜の死骸が、あちこちにごろごろしていました。
牧野ぼくやの一戦、血、きねただよわす
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)