“蚯蚓脹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みみずばれ44.4%
みみずば33.3%
みゝずば11.1%
みゝずばれ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある静かな雨降りの、おれん牧野まきのしゃくをしながら、彼の右の頬へ眼をやった。そこには青い剃痕そりあとの中に、大きな蚯蚓脹みみずばれが出来ていた。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
というと、若僧は手拭てぬぐいを出して、此処ここでしょう、といいながら顔をいた。蚯蚓脹みみずばれの少し大きいの位で、大した事ではなかった。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
蚯蚓脹みゝずばれの少し大きいの位で、大した事では無かつた。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
何だか、顔が掻ゆいので、手をやつて見ると、額にも頬にも、幾つも蚯蚓脹みゝずばれがして居た。彼は、最初その傷が、何うして出来たのか判らなかつた。
海の中にて (新字旧仮名) / 菊池寛(著)