“青蚯蚓”の読み方と例文
読み方割合
あおみみず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、虫の声で、青蚯蚓あおみみずのような舌をぺろりと出した。怪しい小男は、段を昇切った古杉の幹から、青いくちばしばかりを出して、ふもと瞰下みおろしながら、あけびを裂いたような口を開けて、またニタリと笑った。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)