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牧野
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まきの
ふりがな文庫
“
牧野
(
まきの
)” の例文
ある静かな雨降りの
夜
(
よ
)
、お
蓮
(
れん
)
は
牧野
(
まきの
)
の
酌
(
しゃく
)
をしながら、彼の右の頬へ眼をやった。そこには青い
剃痕
(
そりあと
)
の中に、大きな
蚯蚓脹
(
みみずばれ
)
が出来ていた。
奇怪な再会
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
志賀
(
しが
)
に居る友達に相談して見るより外に道が無くなつた。
牧野
(
まきの
)
さんこそは
真実
(
ほんたう
)
に私の力に成つて呉れさうな人だ。私は一週間もそのことを考へた。
突貫
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
まず第一の参考として
牧野
(
まきの
)
氏著「植物図鑑」を携帯して行って、少しずつ、草花の名前でも覚えようと企てた。
沓掛より
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
その時には誰でも——ただいま
牧野
(
まきの
)
〔
伸顕
(
のぶあき
)
〕文部大臣が御話しになったように、政府万能主義の時代である。何か仕事をしようといえば政府に入らなければならぬ。
明治文明史上に於ける福沢翁
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
呼出
(
よびいだ
)
されて其方は江戸表へ兩人を
同道
(
どうだう
)
なし
邸
(
やしき
)
へ
連參
(
つれまゐ
)
り
御用状
(
ごようじやう
)
を御月番の老中方へ差出し御下知次第掛の奉行へ兩人を引渡し候上
再
(
ふたゝ
)
び
旅行
(
りよかう
)
先へ來るべしと申付られ又給人
牧野
(
まきの
)
小左衞門を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
彼女は犬の事ばかりか、
未
(
いまだ
)
にわからない男の在りかや、どうかすると顔さえ知らない、
牧野
(
まきの
)
の妻の身の上までも、いろいろ思い悩んだりした。
奇怪な再会
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
お
蓮
(
れん
)
に男のあった事は、
牧野
(
まきの
)
も気がついてはいたらしかった。が、彼はそう云う事には、
頓着
(
とんちゃく
)
する
気色
(
けしき
)
も見せなかった。
奇怪な再会
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“牧野”の意味
《名詞》
牧 野(ぼくや)
家畜を放牧したり牧草を採取したりする野原。
(出典:Wiktionary)
牧
常用漢字
小4
部首:⽜
8画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“牧野”で始まる語句
牧野伸顕
牧野惣左衛門
牧野雷堂
牧野丹波守殿
牧野健一
牧野備後
牧野田家
牧野結網
牧野越中
牧野鉅野