“牧谿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もっけい83.3%
もくけい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
等伯が、もっぱら、牧谿もっけいふうを慕っていたといわれる如く、武蔵画にも、どこか、牧谿にさえ、似ているところがないとはいえない。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宋元の頃は山水画の黄金時代で、それが日本に将来され、牧谿もっけいのように支那に真蹟がなくて、日本にそれが見られるといった例さえある。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
等伯は能登七尾ななおの人で、京都へ出て狩野派を学んだがあきたらず、雪舟第五世を自称して水墨画にはげみ、かつ最も牧谿もくけいに私淑した。