“もっけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黙契71.0%
牧谿16.1%
牧渓12.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時政治は薩長土の武力によりて翻弄ほんろうせられ、国民の思想は統一を欠き、国家の危機を胚胎はいたいするのおそれがあり、旁々かたがた小野君との黙契もっけいもあり
東洋学人を懐う (新字新仮名) / 大隈重信(著)
宋元の頃は山水画の黄金時代で、それが日本に将来され、牧谿もっけいのように支那に真蹟がなくて、日本にそれが見られるといった例さえある。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
徽宗きそう皇帝、梁楷りょうかい馬遠ばえん牧渓もっけい、それから、この夏珪、みんな北宗画の巨頭なのだ、どんな小幅だって五千円もする。この幅などは、お父様が、今迄いままで見た中での傑作だ。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)