“牧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まき60.4%
ぼく16.7%
12.5%
やしな6.3%
うまかい2.1%
ボク2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牛乳はまきにゐる牛の乳房からすぐに盗んで飲んだのです。いや。ひどい炎天で、むつとするやうな蒸気が沼から立つてゐました。
「そう、そう、よく気づいた。孫権へ驃騎ひょうき将軍、南昌侯の印綬いんじゅを送ってやろう。そして荊州のぼくを命ずと、発表するがよい」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
されど彼のむれは新しき食物くひものをいたく貪り、そがためかなたこなたの山路やまぢに分れ散らざるをえざるにいたれり 一二四—一二六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
厭な歌詞や音楽や風俗化粧などは兎に角に無くて欲しいものであらねばならぬ。郷に入つて其謡を聞けば其郷知る可しである。そこで民をやしなふ者は古から意をかゝる事にも用ゐたのである。
震は亨る (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
何人なんぴとか 敢てきこりうまかいせん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
拙者が潁上えいじょうからこの地方へ遊歴してくる途中、百姓のうたうのを聞けば——新野シンヤボク劉皇叔リュウコウシュク、ココニ到リテヨリ地ニ枯田コデンナク天ニ暗日アンジツナシ——といっていました。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)