震は亨るしんはとおる
震は亨る。何をか悪まむやである。彖伝には、震来つて※〻たりとは、恐るれば福を致すなりとある。恐るれば福を致し、或は侮り、或は亢れば災を致すのは、何事に於ても必ず然様有る可き道理である。古人は決して我等に虚言を語つて居らぬ。恐るれば此心はおの …