“枯芒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かれすすき83.3%
かれすゝき16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小笹と枯芒かれすすきの繁った道端みちばたに、生垣をめぐらした茅葺の農家と、近頃建てたらしい二軒つづきの平家ひらやの貸家があった。
元八まん (新字新仮名) / 永井荷風(著)
数十年、老いたる女乞食こじき二人、枯芒かれすすきの原に話している。一人は小野の小町、他の一人は玉造たまつくりの小町。
二人小町 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「おれは河原かはら枯芒かれすゝき、おなしおまへも枯芒、どうせ二人が此世では花の咲かないかれすゝき」といふ謡が行はれて、童幼これを唱へ、ことに江東には多く唱はれ
震は亨る (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)