“无”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
42.9%
なき28.6%
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
而るに公家褒賞の由く、しば/″\譴責けんせきの符を下さるゝは、身を省みるに恥多し、面目何ぞ施さん。推して之を察したまはば、甚だ以てさいはひなり。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
鳥獣とりけだもの雪中せつちゆうしよくなきをしりて雪あさき国へるもあれど一ぢやうならず。雪中にこもて朝夕をなすものは人と熊と也。
此男勇漢ゆうかんなれば三に草木を分けて山を越、谷をわたりてかの根元こんげんをさぐりみるに、たゞ何のことなる事もなき石なり。ひろひとりてかへるに道すがら光ること前の如し。