“浅”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
あさ87.5%
あさき5.0%
アサ5.0%
せん2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沢山たくさんえる、何処どこにもあるからということが価値の標準となるとすれば、きっぽくてあさはかなのは人間それ自身なのではあるまいか。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
蒲原かんばら郡の新潟にひがたは北海第一のみなとなれば福地たることろんまたず。此余このよ豊境はうきやうしばらくりやくす。此地皆十月より雪る、そのふかきあさきとは地勢ちせいによる。なほすゑろんぜり。
アサは動詞のあすといふ語の将然法とも見るべきあ母音をとつた形で、河があさいとか水が浅いとかいふのは、水のあせるといふ思想をばふくんでゐるので
用言の発展 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
けんさつ、三しんせん緊々きんきん縮々しゅくしゅく、などという表字法にみても、別してこの裴如海はいにょかいひとりがそう傑出した色坊主であったわけでもあるまい。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)