“地勢”の読み方と例文
読み方割合
ちせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慶州けいしゆうには周圍しゆういひくやまがあつて、一方いつぽうだけすこひらけてゐる地勢ちせいは、ちょうど内地ないち奈良ならて、まことに景色けしきのよいところであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
柴田権六しばたごんろく召使めしつかわれていたころは、つねに、めようとする敵地てきちへ先へはいって、そこの地勢ちせい水理すいりをきわめておくのが自分の仕事であった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蒲原かんばら郡の新潟にひがたは北海第一のみなとなれば福地たることろんまたず。此余このよ豊境はうきやうしばらくりやくす。此地皆十月より雪る、そのふかきあさきとは地勢ちせいによる。なほすゑろんぜり。