“湊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みなと88.5%
あつ9.6%
あつま1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「じゃあ、何だぜ、お前さん方——ここで一休みするかわりに、みなとじゃあ、どこにも寄らねえで、すぐに、汽船だよ、船だよ。」
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この立ち廻りの最中に、雨は又台所の屋根へ、すさまじい音をあつめ出した。光も雨音の高まるのと一しよに、見る見る薄暗さを加へて行つた。
お富の貞操 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なぜならば元来肋骨というものは背中の脊椎骨からわかれて斜めに前方の胸部に向い横出した狭長骨であってこれが一胸骨にあつまってはいれどその胸骨は肋骨では無く
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)