“輻湊”の読み方と例文
読み方割合
ふくそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸種の事態が輻湊ふくそうして実隆の辞意を決せしめた。日記永正三年正月二十七日の条に、「孟光いささか述懐の儀あり、不可説の事なり」
激しく泣いた、私は、涙が胸の内側に流れるようで。(もっと複雑な感じ。時代的にも人生的にも様々の思いの輻湊ふくそうした)
又は改正道路と呼ばれる新しい道には、円タクの輻湊ふくそうと、夜店の賑いとを見るばかりで、巡査の派出所も共同便所もない。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)