獄中への手紙ごくちゅうへのてがみ04 一九三七年(昭和十二年)04 せんきゅうひゃくさんじゅうななねん(しょうわじゅうにねん)
一月八日午後〔市ヶ谷刑務所の顕治宛駒込林町より(封書)〕 一月八日第二十六信 晴れ。五十一度。緑郎のピアノの音頻り。 今年の正月は去年とくらべて大変寒さがゆるんで居りますね。そちらいかがですか。お体の工合はずっと順調ですか。畳の上で体が休ま …
作品に特徴的な語句
ツー ゴウ 何故ホワイ ごう 感情センチメント 大根ダイコ かた パア 似合ふさ かた 上手うま ゴー すり かがや 玄人クロート 元木モテギ せん りき のろい もり せい なま しっか ただし のう ずい 逆吐しゃっくり あわただ まざ にく あざやか 下松くだまつ かつ 何卒なにとぞ じっ いた いたわ いん うな はす 朝霞あさか きま むつま 簇生そうせい なり まかない 轢殺れきさつ のぼ 主屋おもや ちん 付箋ふせん 伽話とぎばなし 偸安とうあん つよ 動顛どうてん 勿体もったい ひる 単衣ひとえ 只管ひたすら 呑気のんき ひら 因縁いんねん 団扇うちわ ほか 外郎ういろう つと 家鴨あひる むし 封緘ふうかん まさ すくな 屡〻しばしば 岩惣いわそう 巫女みこ 己惚うぬぼ さいわい 強靭きょうじん 強靱きょうじん 心愉こころたの 悄気しょげ 悠々ゆうゆう 愈〻いよいよ ふところ 我儘わがまま 手拭てぬぐい 披瀝ひれき 日和ひより 明媚めいび 昏睡こんすい いとま 松茸まつたけ しるし
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