“轢殺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきころ50.0%
れきさつ41.7%
しきころ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽車が頻りに人を轢殺（ひきころ）すからといつて泣く程の是公氏でもないと思つた。実際そんな事で泣いてゐては、幾ら涙があつても足りる訳はなかつた。
茶話：04 大正七（一九一八）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)
一年に三万人の生霊（せいれい）が、この便利な機械文明に喰（く）われてしまっている。日本に於ても浜尾子爵閣下（はまおししゃくかっか）が「自動車轢殺（れきさつ）取締（とりしまり）をもっと峻厳（しゅんげん）にせよ」
電気看板の神経 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
世間では、俺が主（ぬし）の知れない自動車に轢殺（しきころ）されたと云うことになってるが、悪党のやった仕事さ、あの悪党奴、夫人と俺との関係を発（あば）きたてて、夫人を追っ払って
黄灯 (新字新仮名) ／ 田中貢太郎(著)