“しきころ”の漢字の書き方と例文
語句割合
轢殺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世間では、俺がぬしの知れない自動車に轢殺しきころされたと云うことになってるが、悪党のやった仕事さ、あの悪党奴、夫人と俺との関係をあばきたてて、夫人を追っ払って
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
やっぱしこの不品行ふみもちな夫人さ、俺と夫人との関係が知れると、あの悪党、ここにいるこの運転手に云いつけて、夜、俺が早稲田の先輩の家から帰るのを待ってて、石切橋いしきりばしの傍で轢殺しきころしたものだ
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)