“ひきころ”の漢字の書き方と例文
語句割合
轢殺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幼かりし日の事を語りて、地下の石窟いはむろに入りて路を失ひし話よりジエンツアノの花祭に老侯の馬車の我母を轢殺ひきころせし話に至りしときは、姫の驚一方ひとかたならざりき。
すると、どうした訳か、突然けたたましい警笛が鳴ったかと思うと、非常制動機の力で、列車は出し抜けに止められたが、少しの違いで車が止まる前に、一人の婦人が轢殺ひきころされてしまったんだ。
一枚の切符 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
彼は、轢殺ひきころされる危険を感じて、よろめきながら、舗道のはしによった。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)