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蕊
ふりがな文庫
“蕊”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しべ
60.3%
しん
19.0%
ずい
14.3%
ずゐ
3.2%
づい
1.6%
ズヰ
1.6%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しべ
(逆引き)
……今は槍もある、ナイトでもある、然しクララの前に跪く機会はもうあるまい。ある時は野へ出て
蒲公英
(
たんぽぽ
)
の
蕊
(
しべ
)
を吹きくらをした。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蕊(しべ)の例文をもっと
(38作品)
見る
しん
(逆引き)
あの人は悧口者で、藝者上がりでも
蕊
(
しん
)
に堅いところがありました。尤も彌之助さんはお富さんに夢中で、變な眼付をして見詰めて居たり、手紙を
銭形平次捕物控:222 乗合舟
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
蕊(しん)の例文をもっと
(12作品)
見る
ずい
(逆引き)
「百姓弥之助の話」はこの男が、僅かに一町歩の天地の間から見た森羅万象の記録である、これこそ真に「
葭
(
よし
)
の
蕊
(
ずい
)
から天上のぞく」
百姓弥之助の話:01 第一冊 植民地の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
蕊(ずい)の例文をもっと
(9作品)
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▼ すべて表示
ずゐ
(逆引き)
日
(
ひ
)
は大きな花の
上
(
うへ
)
に落ちてゐる。代助は
曲
(
こゞ
)
んで、花の
中
(
なか
)
を
覗
(
のぞ
)
き込んだ。やがて、ひよろ長い雄
蕊
(
ずゐ
)
の
頂
(
いたゞ
)
きから、
花粉
(
くわふん
)
を取つて、
雌蕊
(
しずゐ
)
の
先
(
さき
)
へ持つて
来
(
き
)
て、
丹念
(
たんねん
)
に
塗
(
ぬ
)
り
付
(
つ
)
けた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
蕊(ずゐ)の例文をもっと
(2作品)
見る
づい
(逆引き)
雄
蕊
(
づい
)
の葯と雌蕊の柱頭とは相当相離れていて、どうしても蛾の媒介がなくてはその結実がむずかしい特性をもっている。すなわちこの属はこの点のため世界で著名なものとなっている。
植物一日一題
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
蕊(づい)の例文をもっと
(1作品)
見る
ズヰ
(逆引き)
唐の王建の牡丹の詩に云ふ、可
シ
レ
憐
ム
零落
ノ
蕊
(
ズヰ
)
、収
メ
取
リ
作
(
ナ
)
シテ
レ
香
ト
焼
ク
と。工なりと雖も格卑し。東坡その意を用ひて云ふ、未
ダ
レ
忍
ビ
レ
汚
スニ
二
泥沙
ニ
一
、
牛酥
(
ギウソ
)
煎
ル
二
落蕊
ヲ
一
と。
放翁鑑賞:07 その七 ――放翁詩話三十章――
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
蕊(ズヰ)の例文をもっと
(1作品)
見る
蕊
漢検準1級
部首:⾋
15画
“蕊”を含む語句
雌蕊
雄蕊
花蕊
小蕊
蕊雲楼
高雄蕊短花柱
高雄蕊低花柱
高雄蕊
雌雄蕊
雄蕊雌蕊
藁蕊
低雄蕊
花蕊石
紫蕊紅葩
多雌蕊
多雄蕊
低雄蕊高花柱
低雄蕊長花柱
“蕊”のふりがなが多い著者
河上肇
牧野富太郎
北原白秋
泉鏡太郎
泉鏡花
小島烏水
夏目漱石
徳田秋声
蘭郁二郎
高浜虚子