“花蕊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かずい50.0%
はなしべ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寿命も短くて、本当に露の間である。然も金粉きんふんを浮べた花蕊かずい映発えいはつして惜気もなく咲き出でた花のとおる様なあざやかな純碧色は、何ものもくらぶべきものがないかと思うまでに美しい。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そこにはシナの関羽かんうも祀ってある。チベットでは関羽の事をゲーサルギ・ギャルポ(花蕊はなしべの王という意味)というて、悪魔をはらう神として大いに尊崇そんすうして居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)