“花粉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くわふん45.5%
かふん27.3%
おしろい9.1%
こな9.1%
はなこ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やはらかさに滿たされた空氣くうきさらにぶくするやうに、はんはなはひら/\とまずうごきながらすゝのやうな花粉くわふんらしてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
稲の花粉かふんだってやっぱり僕らが運ぶんだよ。それから僕が通ると草木はみんな丈夫になるよ。悪い空気も持って行っていい空気も運んで来る。
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
花粉おしろい花簪児かんざしを売っている化粧品店がそのちかくにあった。そこには一人の老婆がいて店頭みせさきに腰をかけていた。世高はそこへ入って往った。
断橋奇聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
こて/\と薔薇の花粉はなこで拵らへた白粉を、まだらに塗つてをりました。
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)