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花粉
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かふん
ふりがな文庫
“
花粉
(
かふん
)” の例文
稲の
花粉
(
かふん
)
だってやっぱり僕らが運ぶんだよ。それから僕が通ると草木はみんな丈夫になるよ。悪い空気も持って行っていい空気も運んで来る。
風野又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
十畳敷
(
じゅうじょうじき
)
もあろうかと思われるほど大きな
百合
(
ゆり
)
の形をした花で、そのビロードのような花びらは、赤や青や黄や
紫
(
むらさき
)
やさまざまの色をして、その上に金色の
花粉
(
かふん
)
が
露
(
つゆ
)
のように散りこぼれていて
天狗の鼻
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
花中に五
雄蕊
(
ゆうずい
)
と五
柱頭
(
ちゅうとう
)
ある一
花柱
(
かちゅう
)
とがあるが、この
雄蕊
(
ゆうずい
)
は先に
熟
(
じゅく
)
して
花粉
(
かふん
)
を散らし、
雌蕊
(
しずい
)
に属する五柱頭は後に
熟
(
じゅく
)
して開くから、自分の花の花粉を受けることができず、そこで昆虫の助けを借りて
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“花粉”の解説
花粉(かふん、en: pollen)とは、種子植物門の植物の花の雄しべから出る粉状の細胞。雄しべの先端にある葯という袋の中で形成される。
花粉は雄しべの葯から出て雌しべの柱頭に付くまでの間の粉状のものの抽象的な呼び名である。花粉は基本的に多細胞体であり、これはシダ植物のが発芽した雄性配偶体にあたるものである。花粉に対して個々の粒を花粉粒と呼ぶことがある。ラン科植物では花粉が塊になり、はなはだしい場合にはプラスチック片状にすらなる花粉塊を形成する。
(出典:Wikipedia)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
“花”で始まる語句
花
花瓶
花魁
花弁
花片
花園
花崗岩
花簪
花崗石
花車