“雌蕊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しずい45.5%
めしべ45.5%
しずゐ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助は曲(こご)んで、花の中を覗(のぞ)き込んだ。やがて、ひょろ長い雄蕊(ゆうずい)の頂きから、花粉を取って、雌蕊(しずい)の先へ持って来て、丹念に塗り付けた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ふと眼をとめた一ばん見事な花の心から、雌蕊(めしべ)をつたはつて、彼女には蜘蛛ほどの大きさにも感じられた醜い一匹の黒蟻が這ひ出して来た。
水と砂 (新字旧仮名) / 神西清(著)
「蟻ぢやない。斯(か)うして、天気の好(い)い時に、花粉を取(と)つて、雌蕊(しずゐ)へ塗り付(つ)けて置くと、今に実(み)が結(な)るんです。暇(ひま)だから植木屋から聞(き)いた通り、遣(や)つてる所だ」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)