“雌猫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めねこ64.3%
めすねこ35.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「立たうと坐らうと勝手だ。こんな貞女ていぢよを追ひ出して、あの雌猫めねこの化けたやうな女と一緒になる積りだらう。そんな野郎はもう親分でも子分でもねえ」
お婆さんのひざの上で長々とあくびをすると、それからつばをつけて顔を洗ひ、眉毛まゆげをなで、口ひげをしごき、しきりに雌猫めねこらしく、おめかしをしはじめました。
仔猫の裁判 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
ありますよ。少し氣が變で、化け損ねた雌猫めすねこのやうなのがね——勘兵衞は五十を越して居る癖に女道樂が強く、金づく力づくで、取替へ引替へ妾を
「命冥加みょうが雌猫めすねこめ!」
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)