“めすねこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雌猫55.6%
牝猫44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「飛んでもない。鐵心道人の教へでは、女犯によはんは何よりの禁物で、雌猫めすねこも側へは寄せない」
「とんでもない。鉄心道人の教えでは、女犯にょぼんは何よりの禁物で、雌猫めすねこも側へは寄せない」
牝猫めすねこの眠そうな眼の奥を警戒したまえ。ここには本能的な偽善者がすました顔で控えている。
二十歳のエチュード (新字新仮名) / 原口統三(著)
「鈴」と云う牝猫めすねこを可愛がって、食事の時は脚下に置いていろいろの物を与えるのであるが、少しあぶらっこい物は自分が食べるよりも大半鈴にってしまう。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)