“女犯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にょぼん68.8%
によぼん18.8%
にょはん6.3%
によはん6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
念仏者は女犯にょぼんはばかるべからずと申す者もあるが、善導は眼をあげて女人を見るべからずと迄云われて居るに——ということ。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それから半年の後にその住職が女犯によぼんの罪で寺社方の手に捕はれたのを聽いて、お道は又ぞつとした。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
傳「おめえいけねえ、和尚は弱い足元を見られて居るぜ、お前知らねえのか、藤屋の亭主は留守で和尚は毎晩しけ込んで居る、一箇寺いっかじの住職が女犯にょはんじゃア遠島になる、おらア二度見たぜ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「飛んでもない。鐵心道人の教へでは、女犯によはんは何よりの禁物で、雌猫めすねこも側へは寄せない」