“めねこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雌猫56.3%
女猫25.0%
牝猫18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お婆さんのひざの上で長々とあくびをすると、それからつばをつけて顔を洗ひ、眉毛まゆげをなで、口ひげをしごき、しきりに雌猫めねこらしく、おめかしをしはじめました。
仔猫の裁判 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
あれもぱりいたづらもの烟管きせるいてたちあがる、女猫めねこよびにと雪灯ぼんぼりうつ平常着ふだんぎの八ぢよう書生羽織しよせいばをりしどけなくひきかけて、腰引こしひきゆへる縮緬ちりめんの、淺黄あさぎはことにうつくしくえぬ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
実に女という奴は、金盗人と遊冶郎とにばかり目をつけてやがる。牝猫めねこねずみと小鳥とを追っかけるもんだ。