“淺黄”の読み方と例文
新字:浅黄
読み方割合
あさぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白衣びやくえ淺黄あさぎの袴の平服になつて、居室ゐまの爐の前に坐つた道臣は、ポン/\と快い音のする手を二つ鳴らしてお駒を呼んだ。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「お袋は取つて六十七だが、白地の手拭は汚れつぽいからと言つて、淺黄あさぎの手拭でなきや、どうしても使はねえ」
淺黄あさぎ手絡てがらけかゝつて、透通すきとほるやうに眞白まつしろほそうなじを、ひざうへいて、抱占かゝへしめながら、頬摺ほゝずりしていつた。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)