“しずい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雌蕊83.3%
雌蕋16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女の肉体は肩と頸足えりあしと、腰とはぎとの形によって、艶っぽくもなれば野暮ったくもなる。お菊の肩は低く垂れていて、腕が今にも脱けそうであった。頸足の白さと長さとは雌蕊しずいを思わせるものがある。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
他花たかの花粉で、自分の花の受精作用を行わんがために、このサクラソウの花は雄蕊ゆうずいの位置に上下があり、雌蕊しずいの花柱に長短を生じさせているのである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
此の六本の雄蕋も取つて了ふ。こんど残つたのは、底が脹れて、上の方が小さくなつて、頭の上は粘々したもので湿れてゐる。これは雌蕋しずいと云つて、底の脹れたところを