“雌蕋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めしべ75.0%
しずい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はそれらの見知らない花が一せいに、その蜜蜂を自分のところへ誘おうとして、なんだかめいめいの雌蕋めしべを妙な姿態にくねらせるのを認めたような気がした。
燃ゆる頬 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
雄花には雄蕋おしべがあり雌花には雌蕋めしべがあって、この雌花は雄花より形が大きく、かつ花の数が少ない。
アケビ (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
此の六本の雄蕋も取つて了ふ。こんど残つたのは、底が脹れて、上の方が小さくなつて、頭の上は粘々したもので湿れてゐる。これは雌蕋しずいと云つて、底の脹れたところを