“雌犬”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
めいぬ50.0%
めすいぬ50.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その結果、雌犬めいぬの方が雄犬おいぬよりも一般に嗅覚が鋭敏であり、老いたる犬よりも、若い犬の方が鋭敏であることを知りました。
新案探偵法 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
其犬すら雌犬めいぬのピン故に、ピンの主人の彼に斯くびるのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「馬鹿野郎、白の雌犬めいぬだってチラつくものか」
身は軟弱かよわ雌犬めいぬなり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
「なア八、お武家の一人娘だぜ。十八や十九と言へば恥かしい盛りだ。たしなみの良いなら、滅多なことで人樣に愛嬌を振りくものぢやねえ——雌犬めいぬだつて毛嫌ひつてものがあらア、——十人も二十人もの若い男を矢鱈やたら無性に引付けるのは、容易ならぬ怪物えてものと思はないか」
口小言を言ひ乍ら、平次も草履ざうりを突つかけて、路地の外まで出て見ましたが、若い娘の姿はおろか、その邊には雌犬めすいぬ一匹居なかつたのです。
白いちぢれ毛のむく犬と、黒い毛深いむく犬、それにおとなしそうなくりくりした様子のはい色の雌犬めすいぬが一ぴき。
「ちくしょう」と云っておけいは身を起こし、ぎらぎらするような眼で宙をにらんだ、「さかりのついた淫乱な雌犬めすいぬみたような、あのちくしょうあまが、そんなしゃれたまねをしやがったのか」
赤ひげ診療譚:06 鶯ばか (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
お見それしましたと土下座するなってんだい! 交尾さかりのついた警察の雌犬めすいぬめ!
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
どこから、われてきたのか、あまりおおきくない雌犬めすいぬがありました。
母犬 (新字新仮名) / 小川未明(著)