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雌黄
ふりがな文庫
“雌黄”の読み方と例文
読み方
割合
しおう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しおう
(逆引き)
九匹の蟹をかいてある大幅の上には墨や朱や
雌黄
(
しおう
)
やいろいろの絵具を散らして、蟹が横這いをしたらしい足跡がいくつも残っていました。
青蛙堂鬼談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
箱入の
唐墨
(
からすみ
)
がある。
雌黄
(
しおう
)
なんどの絵具類をまとめた
袱紗包
(
ふくさづつみ
)
がある。そんなものが匣の大半を埋めていて、その
上積
(
うわづみ
)
のようになって、やや大型の女持の
懐中物
(
かいちゅうもの
)
がある。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
彩色と云っても絵具は
雌黄
(
しおう
)
に
藍墨
(
あいずみ
)
に
代赭
(
たいしゃ
)
くらいよりしかなかったが、いつか伯父が東京博覧会の土産に水彩絵具を買って来てくれた時は、嬉しくて幾晩も枕元へ置いて寝て
枯菊の影
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
雌黄(しおう)の例文をもっと
(4作品)
見る
雌
常用漢字
中学
部首:⾫
14画
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
“雌黄”の関連語
石黄
“雌”で始まる語句
雌
雌雄
雌鶏
雌猫
雌鳥
雌蕊
雌伏
雌犬
雌豹
雌牛
“雌黄”のふりがなが多い著者
蒲原有明
岡本綺堂
寺田寅彦