“しべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シベ
語句割合
47.4%
34.6%
14.1%
1.3%
1.3%
花心1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは後で見ると、悉く下の大広間の格天井ごうてんじょうに描かれた、天人てんにんの眼や、蝶々ちょうちょうの羽の紋や、牡丹ぼたんしべなどであったということです。
それは徑一寸二三分の眞鍮板で、形は四つべんの梅の花、しべのところの模樣は、まん字になつて居るといふ、世にも變つた品でした。
丁度良い塩梅あんばいのは仕上げになって居りませんが、これは高麗青皮こうらいせいひと申しまして余り沢山ないもので、高麗国の亀の皮だと申しますが、珍しいもので、しべが立って此の様に性質の良いのは少ないもので
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼等をえらびて第五の濠のしべとなせし尊き攝理は、かしこを離るゝの能力ちからを彼等より奪ひたればなり 五五—五七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
商「エーイ主人がね此方こっひえようとすう、てもえ此方ほっひけようとする時にほろがりまして、主人の頭とうわしの頭とぼつかりました処が、石頭ゆいあさまいさかった事、アハアしべてえや」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
青銅からかねのうす黒い花瓶の中から花心しべもあらわに白く浮き出している梅の花に、廓の春の夜らしいやわらかい匂いがあわくただよっていた。
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)