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瓣
ふりがな文庫
“瓣”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
べん
66.7%
はなびら
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
べん
(逆引き)
それは徑一寸二三分の眞鍮板で、形は四つ
瓣
(
べん
)
の梅の花、
蕋
(
しべ
)
のところの模樣は、まん字になつて居るといふ、世にも變つた品でした。
銭形平次捕物控:250 母娘巡礼
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
見ていると、海草のヌルヌルした青黒い密林が、おどろおどろと乱れゆらいで、白い五
瓣
(
べん
)
の花が、ポッカリと咲き出でた。
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
瓣(べん)の例文をもっと
(8作品)
見る
はなびら
(逆引き)
蕾
(
つぼみ
)
が開かずにいてくれたら——という願望は、つまり云うと、
瓣
(
はなびら
)
がダラリと垂れる形で、油絵の中の、唇に懼れられていたそれが当るのです。
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
「
好
(
い
)
い
香
(
にほひ
)
でせう」と云つて、自分の
鼻
(
はな
)
を、
瓣
(
はなびら
)
の
傍
(
そば
)
迄
持
(
も
)
つて
来
(
き
)
て、ふんと
嗅
(
か
)
いで見せた。代助は思はず
足
(
あし
)
を
真直
(
まつすぐ
)
に
踏
(
ふ
)
ん
張
(
ば
)
つて、
身
(
み
)
を
後
(
うしろ
)
の方へ
反
(
そ
)
らした。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
瓣(はなびら)の例文をもっと
(4作品)
見る
瓣
漢検1級
部首:⽠
20画
“瓣”を含む語句
花瓣
一瓣
五瓣
單瓣
安全瓣
羽瓣
“瓣”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
上田敏
北原白秋
泉鏡花
江戸川乱歩
夏目漱石
原民喜
野村胡堂