“花瓣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなびら61.1%
かべん22.2%
くわべん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にほひですこと」と三千代はひるがへる様にほころびた大きな花瓣はなびらながめてゐたが、それからはなして代助に移した時、ぽうとほゝを薄赤くした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その蓮華れんげ模樣もよう中央ちゆうおうほう非常ひじようおほきいかたちのものもあり、花瓣かべん恰好かつこうたいそううつくしく、蔓草つるくさかたち非常ひじようによく出來でき、そのりかたもつよ立派りつぱであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
塀から熟した櫻桃さくらんぼを取つたり、匂ひを吸ひ込む爲めか、花瓣くわべんの上の露の玉を賞する爲めか花の塊の方に身を屈めたりしながら、散歩してゐた。