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強靭
ふりがな文庫
“強靭”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きょうじん
78.8%
きやうじん
21.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょうじん
(逆引き)
私が自分に求めているだけの
闊達
(
かったつ
)
さ、
強靭
(
きょうじん
)
さ、雄大さはまだわがものとしていません、まだその手前での
上手
(
うま
)
さであり、
確
(
しっか
)
りさである。
獄中への手紙:04 一九三七年(昭和十二年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
部屋の中に若い娘が一人、首に
強靭
(
きょうじん
)
な麻縄を巻かれ、その縄尻を二間ばかり畳から縁側に引いて、
俯向
(
うつむ
)
きになったまま死んでいたのです。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
強靭(きょうじん)の例文をもっと
(26作品)
見る
きやうじん
(逆引き)
平次の
強靭
(
きやうじん
)
な記憶力は、日本橋本銀町の淺田屋——江戸長者番附の小結どころに坐る大店の騷動を忘れてゐる筈もなかつたのです。
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
つまり戰爭は、決して自分たちの精神に傷を與へはしなかつた。かへつて自分たちの皮膚を(面の皮もろとも)
強靭
(
きやうじん
)
にした。傷つかぬ魂が、強靭な皮膚に包まれてゐるのだ。一種の不死身である。
三島由紀夫:ナルシシスムの運命
(旧字旧仮名)
/
神西清
(著)
強靭(きやうじん)の例文をもっと
(7作品)
見る
“強靭”の解説
強靭(きょうじん)は、
(日常用語):強くて粘りがあること。強くてしなやかなこと。
(工学用語):強度(硬度)と靭性を兼ね備えた固体状態。強度は変形や破壊に耐える、臨界応力で機械的性質の代表例であるが、実際の破壊に対する安定性は強度だけでは決まらず、固体に亀裂を入れてその亀裂の進展しにくさを測定し、靭性とする。この強度と靭性を兼ね備えた状態を強靭であるという。つまり強度と靭性の両立した状態であり、その代名詞として安来鋼(やすきはがね)が有名である。
(出典:Wikipedia)
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
靭
漢検準1級
部首:⾰
12画
“強”で始まる語句
強
強請
強情
強力
強靱
強飯
強盗
強者
強面
強談
“強靭”のふりがなが多い著者
高見順
吉行エイスケ
橘外男
ワシントン・アーヴィング
大阪圭吉
ロマン・ロラン
神西清
野村胡堂
谷崎潤一郎
和辻哲郎