“勁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つよ94.7%
けい1.8%
つよく1.8%
づよ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
というのは、岩石のそそり立つ山坂を平地と同じように踏めるのは、牛のような短くつよあしをもったものに限ると聞くからであった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
みやげ、印伝、水晶だの、百草ひゃくそうだのを売ってる町家に交って、ぼくにしてけいなる富士道者の木彫人形を並べてあるのが目についた。近寄って見たら、小杉未醒原作、農民美術と立札してあった。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
「四日。雨。風つよく、浪又高。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
さうしてやや、東洋思想特有の型に入つた、単純にして力づよい、静かで湛へたものゝ姿をとつて来た。