“勁敵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいてき90.9%
きょうてき9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京都で吉岡清十郎一門と試合った時にも、同様な兵法を踏んでいるが、船島でも、武蔵は小次郎を勁敵けいてきと見たので、よほど大事をとったらしい。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いずれも皆、真理原則の敵にして、この勁敵けいてきのあらん限りは、改進文明の元素は、この国に入るべからざるなり。
物理学の要用 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
勁敵きょうてき英領インド政府の防御ぼうぎょ どうしようかと煩悶はんもんして居る折柄おりがら、うまくツァンニー・ケンボ(蒙古もうこ人にして露国の秘密探偵)に誘われて露国にるに至ったのではあるまいかと思う。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)