“簡勁”の読み方と例文
読み方割合
かんけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ドビュッシーほど詩はないが、ドビュッシーよりはリアリスティックで技巧はもっと精微せいちであり簡勁かんけいでもあった。レコードはおびただしい。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
が、それにもかかわらず、この小説は内部に蔵された精神の逞ましさと、簡勁かんけいな表現の緊密さにおいて、驚くばかり芸術的な名作である。
彼は和歌の簡単を斥けて唐詩の複雑を借り来れり。国語の柔軟なる、冗長なるに飽きはてて簡勁かんけいなる、豪壮なる漢語もて我不足を補ひたり。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)