“簡短”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんたん85.7%
てみじか14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんなやうな簡短かんたん応答おうとうが、わたし彼等かれらのあいだに失望的しつぼうてきわらひとともかわされた。しかしはなせないのはわたしばかりではなかつた。大抵たいていはなせないのであつた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
ジルケ教授のこの著述は簡短かんたんなれども日本美術に対する著者独創の意見のすこぶる見るべきものあり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
僕は日本誌壇の近状を簡短てみじかに告げて、氏の作物さくぶつを読む者のすくなからぬ事を述べ、最近に森鴎外氏が氏の小説を紹介せられた事などを話した。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)