“てみじか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手短90.9%
簡単4.5%
簡短4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人の好い明子の父親は、嬉しさうな微笑を浮べながら、伯爵とその夫人とへ手短てみじかに娘を紹介した。彼女は羞恥しうちと得意とをかはがはる味つた。
舞踏会 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「理由は簡単てみじかです、あの人が大学の総長だつたからです。」商人あきんどは口に入れてゐたしが護謨ごむかすをペツと床に吐き出した。
僕は日本誌壇の近状を簡短てみじかに告げて、氏の作物さくぶつを読む者のすくなからぬ事を述べ、最近に森鴎外氏が氏の小説を紹介せられた事などを話した。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)