“かんけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
関係33.7%
奸計30.5%
簡勁14.7%
關係5.3%
関繋4.2%
姦計4.2%
干繋2.1%
韓瓊1.1%
冠笄1.1%
寒檠1.1%
寒渓1.1%
干係1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど、なかには、自分じぶんになんの関係かんけいもないできごとといわぬばかり、ふたたびあげようともせず、さっさといくものもありました。
道の上で見た話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一人大岡越前守のみ夫が邪曲じやきよくうかゞしり身命しんめい投打なげうち既往きわう今來こんらいを尋ね遂に奸計かんけい看破みやぶつて處刑しよけいせしといふ有名いうめいの談話にてかゝる奸物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
が、それにもかかわらず、この小説は内部に蔵された精神の逞ましさと、簡勁かんけいな表現の緊密さにおいて、驚くばかり芸術的な名作である。
それやこれやの關係かんけいで、日本につぽん地震學ぢしんがく開發かいはつくにといはれてゐるのであるが、しか其開發者そのかいはつしやおも人々じんこう外國人がいこくじんとくにイギリスじんであつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
患者と周囲の人々との間の人間的関繋かんけいを取り結ぶ手段がなくなるので、患者は親しみ難い感情的疎通性に欠けた姿として印象づけられるようになる。
黄色い日日 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
「黙りおろう山賊ども! うぬらの姦計かんけいにあざむかれておめおめ山砦へ引かれるほどの愚かな振舞いを致すと思うか! 二度と申すな、聞く耳持たぬ!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それが今の場合K—自身として、笹村を救う道だと考えていたらしかった。以前下宿をしていた家の軍人の未亡人だという女主おんなあるじと出来合っていたK—は、ほかにも干繋かんけいの女が一人二人あった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
韓瑛かんえい韓瑤かんよう韓瓊かんけい韓琪かんき、みな弓馬に達し、力しゅうに超えていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
韓瓊かんけい韓瑤かんよう韓琪かんきが三方から
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
匡房が続往生伝には、子息の冠笄かんけいわずかおわるに及んで、遂に以て入道す、とあるばかりだ。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
誰憐孤帳寒檠下 誰かあわれまん孤帳こちょう寒檠かんけいもと
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
羅東らとう寒渓かんけいのタイヤル族
台湾の民芸について (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
母親はお島が傍についているときも、そんな事を小野田に言ってきかせていたが、彼女の目には、これまでお島が干係かんけいした男のなかで、小野田が一番頼もしい男のように見えた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)