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かんけい
ふりがな文庫
“
関係
(
かんけい
)” の例文
旧字:
關係
左の一篇は
木村芥舟翁
(
きむらかいしゅうおう
)
の
稿
(
こう
)
に
係
(
かか
)
り、
時事新報
(
じじしんぽう
)
に
掲載
(
けいさい
)
したるものなり。その文中、
瘠我慢
(
やせがまん
)
の
説
(
せつ
)
に
関係
(
かんけい
)
するものあるを以て、ここに
附記
(
ふき
)
す。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
けれど、なかには、
自分
(
じぶん
)
になんの
関係
(
かんけい
)
もないできごとといわぬばかり、ふたたび
見
(
み
)
あげようともせず、さっさといくものもありました。
道の上で見た話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ついでながら、
私
(
わたくし
)
と
私
(
わたくし
)
の
生前
(
せいぜん
)
の
良人
(
おっと
)
との
関係
(
かんけい
)
は
今
(
いま
)
も
尚
(
な
)
お
依然
(
いぜん
)
として
続
(
つづ
)
いて
居
(
お
)
り、しかもそれはこのまま
永遠
(
えいえん
)
に
残
(
のこ
)
るのではないかと
思
(
おも
)
われます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
それと同時に、わたしはじぶんのおくのおくにかくれた
本性
(
ほんしょう
)
もわかり、じぶんの
天分
(
てんぶん
)
もわかり、じぶんが詩と
近親
(
きんしん
)
の
関係
(
かんけい
)
にあることも知りました。
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
素
(
もと
)
より今日のごとき
国交際
(
こくこうさい
)
の
関係
(
かんけい
)
あるに非ざれば、
大抵
(
たいてい
)
のことは
出先
(
でさ
)
きの公使に一任し、本国政府においてはただ
報告
(
ほうこく
)
を聞くに
止
(
とど
)
まりたるその
趣
(
おもむき
)
は
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
▼ もっと見る
人間とは、なんの
関係
(
かんけい
)
もないのですから。われわれと、ゴットランド島の、ある
農園
(
のうえん
)
のお
百姓
(
ひゃくしょう
)
さんたちのあいだには、
昔
(
むかし
)
から、取りきめがあるのですよ。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
「
金銭
(
きんせん
)
に
関係
(
かんけい
)
しないから、そのほうはなんですけれど、病気にでもかかったらこまりゃしませんかねえ」
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
おまえのしたことはなにも
警察
(
けいさつ
)
に
関係
(
かんけい
)
はないが、おまえさんに用のあるという人が世間にはあるのだ。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
機縁
(
きえん
)
は熟して、その年十月十七日
神甞祭
(
かんなめさい
)
の日に、玉の如く
美
(
うる
)
わしくはないが、玉の如く丸い男の子が出生した。日どりの
関係
(
かんけい
)
は、神さまがよくさばいていたのである。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
或
(
あるい
)
は
患者
(
かんじゃ
)
に
対
(
たい
)
して、
単
(
たん
)
に
形式以上
(
けいしきいじょう
)
の
関係
(
かんけい
)
をもたぬように
望
(
のぞ
)
んでも
出来
(
でき
)
ぬように、この
習慣
(
しゅうかん
)
と
云
(
い
)
う
奴
(
やつ
)
がさせてしまう、
早
(
はや
)
く
言
(
い
)
えば
彼等
(
かれら
)
は
恰
(
あだか
)
も、
庭
(
にわ
)
に
立
(
た
)
って
羊
(
ひつじ
)
や、
牛
(
うし
)
を
屠
(
ほふ
)
り
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
その柿のあたりと何か
関係
(
かんけい
)
でもあるように、ひでりがつづき、暑い夏の間に何十日も雨がふりませんでした。どこの家でも井戸水がかれはじめ、村の人は大そう困りました。
柿の木のある家
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
〔
尤
(
もっと
)
も向うの
杉
(
すぎ
)
のついているところは
北側
(
きたがわ
)
でこっちは南と東です。その
関係
(
かんけい
)
もありますがそうでなくてもこっちは北側でも杉やひのきは
生
(
は
)
えません。あすこの
崖
(
がけ
)
で見てもわかります。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
さっき、病院に出かけるときには、ふかい闇につつまれていた
堤防
(
ていぼう
)
の上に、小さいランタンが幾つとなくゆれている。それが子供の出生に何かふかい
関係
(
かんけい
)
があるように思われてきた。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
「これはなんでも、
地獄
(
じごく
)
に
関係
(
かんけい
)
のある古いお
寺
(
てら
)
か
荒
(
あ
)
れはてたお
寺
(
てら
)
に
違
(
ちが
)
いない」
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
「
夏
(
なつ
)
は、
水草
(
みずくさ
)
はいいものだ。あれを
一鉢
(
ひとはち
)
買
(
か
)
っても
悪
(
わる
)
くないな。」と、
笑
(
わら
)
いながら、お
客
(
きゃく
)
の
話
(
はなし
)
とはまったく
関係
(
かんけい
)
なしに
考
(
かんが
)
えていたのでした。
ガラス窓の河骨
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私達
(
わたくしたち
)
の
間
(
あいだ
)
をつなぐ
霊的
(
れいてき
)
因縁
(
いんねん
)
は
別
(
べつ
)
と
致
(
いた
)
しましても、
不思議
(
ふしぎ
)
に
在世中
(
ざいせちゅう
)
から
私
(
わたくし
)
は
弟橘姫様
(
おとたちばなひめさま
)
と
浅
(
あさ
)
からぬ
関係
(
かんけい
)
を
有
(
も
)
って
居
(
お
)
りました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
更
(
さ
)
らに
奇怪
(
きかい
)
なりしは仏国公使の
挙動
(
きょどう
)
にして
本来
(
ほんらい
)
その事件には全く
関係
(
かんけい
)
なきにかかわらず、公然書面を政府に
差出
(
さしいだ
)
し
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
よってその
関係
(
かんけい
)
の
大概
(
たいがい
)
を
記
(
しる
)
して序文に
代
(
か
)
う。明治二十四年十月十六日、木村旧軍艦
奉行
(
ぶぎょう
)
の従僕福沢諭吉
誌
(
しるす
)
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
いよいよ自分も
非職
(
ひしょく
)
となり、
出世
(
しゅっせ
)
の道がたえたときまったら、妻はどうするか、かれの両親はどういう
態度
(
たいど
)
をするか、こういうときに
夫婦
(
ふうふ
)
の
関係
(
かんけい
)
はどうなるものかしら。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「いまは
禁猟期
(
きんりょうき
)
なのさ。」と、セーサルは言いました。「もちろん、わしには
関係
(
かんけい
)
はないがね。」
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
総
(
そう
)
じて
他人
(
たにん
)
の
艱難
(
かんなん
)
に
対
(
たい
)
しては、
事務上
(
じむじょう
)
、
職務上
(
しょくむじょう
)
の
関係
(
かんけい
)
をもっている
人々
(
ひとびと
)
、
例
(
たと
)
えば
裁判官
(
さいばんかん
)
、
警官
(
けいかん
)
、
医師
(
いし
)
、とかと
云
(
い
)
うものは、
年月
(
ねんげつ
)
の
経過
(
けいか
)
すると
共
(
とも
)
に、
習慣
(
しゅうかん
)
に
依
(
よ
)
って
遂
(
つい
)
にはその
相手
(
あいて
)
の
被告
(
ひこく
)
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
それはたいてい植物学の本か植物の
歴史
(
れきし
)
のほかには、
航海
(
こうかい
)
に
関係
(
かんけい
)
した本であった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「雨の
関係
(
かんけい
)
でしょうかな。」
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
このごろ、
絵
(
え
)
をかいてみたいという
気
(
き
)
がおこったので、こうしている
間
(
ま
)
も、
物
(
もの
)
と
物
(
もの
)
との
関係
(
かんけい
)
や、
光線
(
こうせん
)
と
色彩
(
しきさい
)
などを、
注意
(
ちゅうい
)
するようになりました。
道の上で見た話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたくし
)
も
少
(
すこ
)
し
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
気味
(
ぎみ
)
になり、『すべては
霊魂
(
みたま
)
の
関係
(
かんけい
)
から
役目
(
やくめ
)
が
異
(
ちが
)
うだけのもので、
別
(
べつ
)
に
上下
(
じょうげ
)
の
差
(
さ
)
がある
訳
(
わけ
)
ではないでしょう。』と
慰
(
なぐさ
)
めて
置
(
お
)
きました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
余すなわちその事実に
拠
(
よ
)
り一文を草し、
碩果生
(
せきかせい
)
の名を以てこれを同二十五日の時事新報に
掲載
(
けいさい
)
せり。実に先生
発病
(
はつびょう
)
の当日なり。本文と
関係
(
かんけい
)
あるを以て
茲
(
ここ
)
に
附記
(
ふき
)
す。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
先生、諭吉に
序文
(
じょぶん
)
を
命
(
めい
)
ず。諭吉は
年来
(
ねんらい
)
他人の書に
序
(
じょ
)
するを
好
(
この
)
まずして一切その
需
(
もとめ
)
を
謝絶
(
しゃぜつ
)
するの例なれども、諭吉の先生における一
身上
(
しんじょう
)
の
関係
(
かんけい
)
浅
(
あさ
)
からずして
旧恩
(
きゅうおん
)
の忘るべからざるものあり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
しかし、なんによらず、
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
のことは、いつも
同
(
おな
)
じような
調子
(
ちょうし
)
でいくものではありません。いろいろの
関係
(
かんけい
)
から、たえず
変化
(
へんか
)
していくものです。
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
志
(
こころざし
)
があればこそ、
骨董屋
(
こっとうや
)
にもなったであろうが、この
老人
(
ろうじん
)
のいうごとく、
美
(
び
)
というものは、まったく
金
(
かね
)
には
関係
(
かんけい
)
のない
存在
(
そんざい
)
であると
思
(
おも
)
います。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
戦争中
(
せんそうちゅう
)
、
特攻隊
(
とっこうたい
)
が、よく
出発前
(
しゅっぱつまえ
)
、
別
(
わか
)
れのことばを
放送
(
ほうそう
)
して
故国
(
ここく
)
にのこしたことがありますが、
地域
(
ちいき
)
の
関係
(
かんけい
)
からか、
兄
(
あに
)
はこれに
加
(
くわ
)
わらなかったのです。
兄の声
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
番人
(
ばんにん
)
は、またと、そんなような
手落
(
てお
)
ちがあっては、
自分
(
じぶん
)
の
生活
(
せいかつ
)
に
関係
(
かんけい
)
すると、
不安
(
ふあん
)
に
感
(
かん
)
じましたから、
日夜
(
にちや
)
怠
(
おこた
)
りなく、この
男
(
おとこ
)
を
注意
(
ちゅうい
)
したのであります。
おけらになった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
みつ
子
(
こ
)
のお
父
(
とう
)
さんは、
大
(
おお
)
きな
会社
(
かいしゃ
)
に
勤
(
つと
)
めているとかで、みつ
子
(
こ
)
は、いつも
幸福
(
こうふく
)
そうでした。けれど、
幸吉
(
こうきち
)
には、そのことが、なんの
関係
(
かんけい
)
もなかったのです。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
口笛
(
くちぶえ
)
を
吹
(
ふ
)
いて、
鳥
(
とり
)
を
呼
(
よ
)
んだことと、
火事
(
かじ
)
や、
泥棒
(
どろぼう
)
とが、なんの
関係
(
かんけい
)
があるのですか? おおぜいで、こんな
子供
(
こども
)
をいじめるなんてまちがってはいませんか。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
刹那
(
せつな
)
、どうしたことか、
彼
(
かれ
)
は、この
光景
(
こうけい
)
とは、なんら
関係
(
かんけい
)
のない、べつな
光景
(
こうけい
)
が
目
(
め
)
に
浮
(
う
)
かんだのであります。
老工夫と電灯:――大人の童話――
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、
社会
(
しゃかい
)
と
関係
(
かんけい
)
のない
仕事
(
しごと
)
というものはないのだから、みんなが、その
気
(
き
)
になればいいと
思
(
おも
)
うのだよ。
アパートで聞いた話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
たとえ、おとなどうしが、けんかをしても、
子
(
こ
)
どもどうしは、
関係
(
かんけい
)
なく、いつだってお
友
(
とも
)
だちになれるよ。
春さきの朝のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もうじきに
冬
(
ふゆ
)
の
体
(
やす
)
みがくるのでした。そろそろ
学校
(
がっこう
)
では
試験
(
しけん
)
が
始
(
はじ
)
まりました。
算術
(
さんじゅつ
)
は
平常
(
へいじょう
)
の
点数
(
てんすう
)
が
試験
(
しけん
)
に
関係
(
かんけい
)
しますので、みないっしょうけんめいに
勉強
(
べんきょう
)
をいたしました。
残された日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おどろいたなあ。」と、おっしゃったけれど、
木
(
き
)
は、そんなことに
関係
(
かんけい
)
なく、ぐんぐんと
大
(
おお
)
きくなりました。そして、三
年目
(
ねんめ
)
からは、ほんとうに、
実
(
み
)
がたくさんなりました。
いちじゅくの木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのたび、ほこりでよごれたたてがみが、
雲
(
くも
)
のように
波
(
なみ
)
うちました。
集
(
あつ
)
まった
人々
(
ひとびと
)
は
遠
(
とお
)
まきして、
見物
(
けんぶつ
)
しました。
自分
(
じぶん
)
に
関係
(
かんけい
)
のないことは、たいていの
人
(
ひと
)
は、
冷淡
(
れいたん
)
なものです。
道の上で見た話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
医者
(
いしゃ
)
は、
音楽
(
おんがく
)
と
神経
(
しんけい
)
の
関係
(
かんけい
)
をば、かなり
深
(
ふか
)
く
心得
(
こころえ
)
ていたからでありましょう。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「その
若者
(
わかもの
)
とあなたとは、どんな
関係
(
かんけい
)
があるのですか?」とたずねました。
海の踊り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それを
見
(
み
)
る
人
(
ひと
)
は、
気候
(
きこう
)
の
関係
(
かんけい
)
で、また
神経衰弱
(
しんけいすいじゃく
)
にかかったからではなかろうかというような
解釈
(
かいしゃく
)
をした
人
(
ひと
)
がありましたが、
実際
(
じっさい
)
において、
気
(
き
)
づく
人
(
ひと
)
と
気
(
き
)
づかない
人
(
ひと
)
との
相違
(
そうい
)
があるということに
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
関
常用漢字
小4
部首:⾨
14画
係
常用漢字
小3
部首:⼈
9画
“関係”で始まる語句
関係者
関係合
関係的