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機縁
ふりがな文庫
“機縁”の読み方と例文
読み方
割合
きえん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きえん
(逆引き)
「歎異抄」を一貫して流れている思想によって、
煩悩熾盛
(
ぼんのうしじょう
)
・
罪悪深重
(
ざいあくしんちょう
)
の自覚を呼びさます
機縁
(
きえん
)
となっているせいなのかもしれない。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
その青年は彼の論文を読み、それを
機縁
(
きえん
)
に社会主義者になつた。が、勿論そんなことは彼には全然わからなかつた。
或社会主義者
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
心
(
こゝろ
)
のうちに、この
青年
(
せいねん
)
がどういふ
機縁
(
きえん
)
の
元
(
もと
)
に、
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つて
頭
(
あたま
)
を
剃
(
そ
)
つたものだらうかと
考
(
かんが
)
へて、
其
(
その
)
樣子
(
やうす
)
のしとやかな
所
(
ところ
)
を、
何
(
なん
)
となく
憐
(
あは
)
れに
思
(
おも
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
機縁(きえん)の例文をもっと
(11作品)
見る
“機縁”の意味
《名詞》
機 縁(きえん)
事柄が起こり、または、特定の状態になるきっかけ。
(仏教)教えを求める資質が、教えを説くための条件であること。
(出典:Wiktionary)
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“機”で始まる語句
機
機嫌
機会
機械
機會
機関
機織
機屋
機微
機智
検索の候補
随縁臨機
縁曲機
罐縁曲機
“機縁”のふりがなが多い著者
金子ふみ子
金森徳次郎
下村湖人
新渡戸稲造
柳宗悦
佐左木俊郎
夏目漱石
与謝野晶子
吉川英治
芥川竜之介