フミエと洋一の家には、裏に大きな柿の木が一本あります。それは子どもの一かかえもあるほどりっぱな木でした。小さい木は幾本もありましたが、とびぬけて大きいのは一本だけです。柿のあたり年は、普通一年おきだということですが、この柿は毎年なるのでおじ …
著者 | 壺井栄 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「柿の木のある家」山の木書店、1949(昭和24)年4月20日
「海のたましひ」大日本雄辯會講談社、1944(昭和19)年6月14日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約32分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約52分(300文字/分) |