“稿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こう55.6%
かう22.2%
わら11.1%
もの11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左の一篇は木村芥舟翁(きむらかいしゅうおう)の稿(こう)に係(かか)り、時事新報(じじしんぽう)に掲載(けいさい)したるものなり。その文中、瘠我慢(やせがまん)の説(せつ)に関係(かんけい)するものあるを以て、ここに附記(ふき)す。
然(しかれ)ども余(よ)が机上(きしやう)它(た)の編筆(へんひつ)に忙(せはし)く屡(しば/\)稿(かう)を脱(だつす)るの期約(きやく)を失(うしな)ひしゆゑ、近日(このごろ)務(つとめ)て老人が稿本(かうほん)の残冊(ざんさつ)を訂(てい)し、以(もつて)其乞(そのこひ)に授(さづ)く。
このゆゑに此束(たば)ねたる稿(わら)は帯(おび)にはさみてはなたず。また行(ぎやう)の中は无言(むごん)にて一言(ひとこと)もいはず、又母のほか妻たりとも女の手より物をとらず、精進潔斎(しやうじんけつさい)は勿論(もちろん)也。
ずっと旧(ふる)いところの稿(もの)には、こんなことも書いてある。
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)